ネタバレを一部含みますので、ストーリーを先に知りたくない方はご注意ください。
僕が楽しくドイツ語を復習するために仕方なく読んでいる『葬送のフリーレン』めちゃくちゃ面白いですよね?
アニメや漫画を見て自分の解釈も交えて書いてみたいなと思ったので久しぶりにしてみます。
もっと『葬送のフリーレン』のことが知りたい方のために、元ドイツ留学生がアニメや漫画に出てくるドイツ語を語ります。
カタカナ表記は下記辞書と上記リンクを参照しています。
辞書表記のカタカナは[]の中になります。
第1話 冒険の終わり
ヒンメル:Himmel[ヒメル]
ハイター:heiter[ハイタァ]
ハイターは完全にほろ酔いの意味も含めての名付けって感じがします。
アイゼン:Eisen[アィゼン]
アイゼンの名前は、②の意味で戦士っぽさを感じますね。
フリーレン:frieren[フリーレン]
こちらはご存知の方も多かったのではないでしょうか?
髪色も寒さを感じる色ですよね。
エーラ流星:Ära
50年に1度の流星群の名前なので、魔王と勇者が戦っていた時代の区切りって感じですね。
第2話 僧侶の嘘
聖都シュトラール:Strahl
(希望などの)一条の光という意味もあります。
動詞系はstrahlenで光を放つ、輝く、幸せそうに見える
フェルン:fern[フェルン]
賢者エーヴィヒ:ewig[エーヴィヒ]
亡くなったヒンメル(空、天国)とハイター(晴れた、澄んだ)と一緒に進んだ旅路を
フェルン(遠い、遙かな)と一緒に旅をすることを決意する場所の名前がシュトラール((希望などの)一条の光)とはとてもエモいですね。
第3話 蒼月草
ターク地方:Tag[ターク]
『(何らかの)記念日』という意味も。
- 依頼者のお婆さんが幼い頃、村が魔物に襲われてヒンメルが戦って助けてくれた日。
- ヒンメルがフリーレンにいつか見せたかった故郷の花が見つかった日。
- フェルンが魔法使いになることを決めた日。
それぞれの記念日やあの頃を思い出させてくれる素敵な短編のお話ですよね。
第4話 魔法使いの隠し事
交易都市ヴァルム:warm[ヴァルム]・warum[ヴァルム]
カタカナ表記なのでwarm・warumのどちらの単語かわからないので両方記載しておきます。
きっと、人の気持ちがわからないフリーレンと、フリーレンの行動に心が温まるフェルンという両方の意味でしょうね。
メルクーアプリン:Merkur
ルフオムレツ:Ruf[ルーフ]
フェルンの誕生日に冒険者(旅人)の間で評判のお店に行くという意味から?
第5話 人を殺す魔法
グレーセ森林:Größe[グレーセ]
魔王軍屈指の魔法使いクヴァールの開発した、史上初の魔法(ゾルトラーク)が一般攻撃魔法になるお話なのでこちらも二つの意味ということですかね?
腐敗の賢老クヴァール:Qual
ゾルトラーク(人を殺す魔法)
探してみたけど、見つからないし、思いつきませんでした。
第6話 新年祭
グランツ海峡:Glanz
フランメ:Flamme
フリーレンが「凍る」、フランメが「炎」と逆の意味で指定関係であることが面白いですね。
第7話 魂の眠る地
ブレット地方:Brett[ブレット]
フォル盆地:voll[フォル]
本物の手記がある場所とされている場所だからこの名前にしたんでしょうか?
オレオール(魂の眠る地)
オレオール(魂の眠る地)はフランス語のauréole(光背・暈)らしいとネットで見ましたが、音からもドイツ語でなさそうなので飛ばします。
大陸北部 エンデEnde[エンデ]
- 魔王討伐の最終地点である魔王の居城
- 北の果て
- 魂の眠る地
3つの意味からのネーミングではないでしょうか?
こちらを目指す旅に再度出かけるという意味で、寒い国のドイツ語の単語を物語に登場するいろいろな名前に名付けたのかも?
2巻の内容もお届けしたいと思っているので、楽しみに待っておいてくださいね。
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